2026/06/08
医学科 研究活動

医学科第6学年 永松由衣さんが学長賞を受賞

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学長賞を授与された永松さん(右)と指導にあたった黒田主任教授(左)

 2026年5月20日に開催された医学科教授会において、医学科第6学年の永松由衣さんが宮澤啓介学長より「学長賞」が授与されました。これは、永松さんが英文原著論文を筆頭著者として発表したことを表彰するものです。なお、この発表論文は、4月3日にプレスリリースも配信されました。


<発表論文>

  • タイトル:Exosome-like Nanovesicles from Acerola for CRISPR/
    Cas9 Ribonucleoprotein Delivery to the Central Nervous System
    (アセロラ由来エクソソーム様ナノ小胞による、中枢神経系へのCRISPR/
     Cas9リボヌクレオプロテインのデリバリー)
  • 掲載誌: Molecular Therapy Nucleic Acids

 なお、永松さんは第2学年から自由な学び系科目の「リサーチ?コース」を履修しています。

教室主任コメント分子病理学分野 黒田 雅彦 主任教授)


 永松由衣さんは、医学科に入学したら様々なことを経験したいという思いから、リサーチ?コースが開設される以前の1年次より本分野に通い、NGSを用いたゲノム研究、細胞生物学、AI研究などに触れてきました。その中で、特に臨床応用を目指したトランスレーショナル研究に強い関心を抱き、本分野で開発しているアセロラ由来エクソソーム様ナノ小胞を用いた研究に取り組んできました。
 分子細胞生物学は、基礎的な知識があれば比較的取り組みやすい側面もありますが、それでも学生にとっては決して容易ではありません。さらに、研究は講義終了後の夕方から行われるため十分な時間の確保が難しい中、夏季休暇や冬季休暇を有効に活用し、研究をまとめ上げました。
 今回の研究成果は、これまで実現が困難であったALSに対する中枢神経系におけるin vivoゲノム編集の実用化の可能性を示したものであり、米国遺伝子細胞治療学会(ASGCT)の学会誌に掲載されました。医学科在学中に一つの研究を論文として完成させたこの経験は、永松さんが今後どのような道に進まれるにしても、大きな財産となることでしょう。今後のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

受賞者コメント(医学科第6学年 永松由衣さん)


 この度は学長賞を賜り、大変光栄に存じます。
 私は、自分の手で新しい知見を見つけたいという思いで基礎研究の門を叩きました。研究では思うような結果が得られず苦労することも多くありましたが、仮説が実証された瞬間の喜びは格別でした。研究室での日々は、私の学生生活におけるかけがえのない宝物です。
 このような貴重な経験ができたのは、学生が研究に携わる機会を提供してくださった本学、そしてご指導くださった先生方や研究室の皆様のおかげです。
 今後は臨床と研究の双方に真摯に向き合い、医学の発展と社会に貢献できる医師を目指して努力してまいります。



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