2025/11/17
看護学科 研究活動

看護学科 日髙 未希恵 准教授が「2025年度日本健康学会 優秀論文賞」を受賞

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賞状を手にする日髙准教授

 2025年10月11日、第90回日本健康学会(旧称:日本?族衛?学会)総会にて看護学科 在宅看護学領域の日髙 未希恵 准教授が優秀論文賞を受賞されました。

 この賞は、日本健康学会誌に掲載された原著論文の中から、健康と環境、生活との関係を学術的に探究し、人々の健康増進に寄与すると評価された研究に授与されるものです。


 日本健康学会誌 第91巻4号に掲載された日髙准教授の論文は、人口減少と高齢化が進む農村部に暮らす高齢者の社会的孤立がどのように成立していくのかを、参与観察やインタビューを通して丁寧に記述し、高齢者の生活史や地域の歴史的?文化的背景を実証的に示したもので、編集委員会による選考を経て、該当年度の掲載原著論文(90巻5号~91巻4号)の中から表彰に値する優れた論文と認められました。

【受賞論文タイトル】

農村部に暮らす高齢者の社会的孤立の成立に関わる要素 ―エスノグラフィーを用いた研究―

看護学科 日髙 未希恵 准教授の受賞コメント

日本健康学会優秀論文賞という栄誉を賜り、誠にありがとうございます。社会的孤立は、身体的?精神的健康に悪影響を及ぼすことが多くの研究で示されており、看護にとって重要な課題です。本研究では、都市部に先行して高齢化と人口減少が進む農村部を対象に、インタビューや参与観察を通して高齢者の語りと生活史を丁寧に辿り、孤立がどのように形づくられるのかを明らかにしました。今後も地域の実情に即したエビデンスを蓄積し、住民が望む場所で健康に、自分らしく暮らし続けられる地域社会の実現に貢献していきたいと考えています。

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