2024/10/19
看護学科 国際交流

ラオスで国際看護フィールドワーク(海外演習)を実施しました

 2024年9月1日から8日にかけて、看護学科4年生8名が国際看護フィールドワークの海外演習に参加しました。渡航先は昨年度に引き続いてラオス人民共和国(以下、ラオス)で、特定非営利活動法人ISAPHの協力を得て実施いたしました。ラオスはタイ、ベトナム、中国、ミャンマーに囲まれた内陸国で、後発開発途上国のひとつであり、保健医療分野にも十分な財源が確保できない厳しい背景があります。このフィールドワークでは、ラオスの社会?文化?環境とそれらの健康への影響について学び、人々の暮らしと健康について理解を深めました。

 現地では一次から三次までの医療施設や農村部で行われているアウトリーチ母子保健活動の見学をおこないました。これらの経験はラオスのヘルスケアシステムへの理解を深め、健康の社会的要因やユニバーサルヘルスカバレッジの実現に向けた取り組みについて、具体的に理解することができ、貴重な学びとなりました。またカムアン県保健学校に訪問した際には30名近くの看護?助産を学ぶ学生の皆さんや先生方に温かく迎えて頂きました。ラオスの看護教育について紹介をして頂いたほか、学生同士の交流の時間を持つこともできました。ラオスの学生さんが目的をもって看護師や助産師を目指す意識の高さに、学生たちは大いに刺激を受けました。 ISAPHの事業のひとつである食用昆虫養殖事業についても学び、そこで養殖されているゾウムシの幼虫を使った料理の試食も行いました。

 今回の演習では、厳しい状況の中で多くの保健医療従事者が尽力する姿を垣間見ることができました。日本との違いに戸惑う場面もありましたが、看護の意義や役割を改めて考え、グローバルヘルスについて実感をもって考えることができた貴重な機会となりました。

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