2023年6月23日、本学大学院医学研究科 修士課程1年 鈴木徳太さんが、The Runner-up of the 2023 WNAR Student Most Outstanding Written Paper Awardを受賞されました。
この賞は、論文および口頭発表のカテゴリーで優れた論文に授与されるもので、提出した論文は、motivation, impact, innovative, sound method, writingの5つの観点から複数の委員によって審査され、その中でも鈴木さんの論文は高く評価され、本受賞となりました。
<受賞論文>
A New Criterion for Determining a Cutoff Value Based on the Biases of the Incidence Proportions in the Presence of Outcome Misclassifications
(アウトカム誤分類存在下での発生割合のバイアスに基づくカットオフ値の設定基準の提案)
■指導教員コメント(医療データサイエンス分野 田栗正隆 主任教授)
鈴木さん、この度はアメリカ?カナダから16州が参加する国際的な計量生物学会の地域集会 the Western North American Region of The International Biometric Societyでの受賞、おめでとうございます!Stanford UniversityやUniversity of Washington等のアメリカ西海岸の一流大学の学生も多く応募をした中での快挙で、大変栄誉ある受賞です。鈴木さんの研究内容は、近年、臨床研究で注目されているリアルワールドデータにおける疾患定義の新しい基準を提案するもので、実用性が高い方法論になっています。これに満足する事なく、これからも向上心を持って、日々の勉強と研究に打ち込んでいってください。この度はWNAR 2023での受賞、本当におめでとうございました!
■受賞者コメント(大学院医学研究科 修士課程1年 鈴木 徳太さん)
アラスカ?アンカレッジで2023年6月18日から21日にかけて開催された2023 WNAR/IMS annual meeting へ参加し、19 日の「Machine Learning and Big Data」というStudent Paper セッションで、その実施が近年急増しているデータベース研究におけるアウトカム定義の選択基準に関して口頭発表を行いました。自身初の国際学会への参加ということもあり緊張する場面も多くありましたが、貴重なつながりや経験を得ることができました。また、研究内容を高く評価していただき大変嬉しく思います。直前まで資料や原稿を確認していただいた指導教員の田栗正隆先生に心より感謝申し上げます。今回の経験を糧にし、これまで以上に精進していきたいと思います。