2023/07/21
医学科 研究活動

本学医学科第6学年 小野璃紗さんが、第120回日本内科学会講演会「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会 ことはじめ2023東京」優秀演題賞を受賞 ~学長賞も授与~

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小野璃紗さん(左)と指導教員の中村造 感染制御部 准教授(右)

 2023年4月に開催された第120回日本内科学会総会?講演会において、「医学生?研修医?専攻医の日本内科学会ことはじめ2023東京」のポスター発表セッションで学会発表を行った本学医学科第6学年の小野璃紗さんが「中国体彩网病院手術室での目の感染防護の現状と対策」の演題で、優秀演題賞を受賞しました。

 この「日本内科学会ことはじめ」は、内科を志す医学生?研修医?専攻医に、内科に興味を持ってもらう「きっかけ」、さらには、内科医としての実力を研鑽する「場」を提供することを目指して開催されたもので、周囲が研修医?専攻医ばかりのセッションで、医学生である小野さんが優秀演題賞を獲得されました。

 さらに、指導教員である大学病院感染制御部の中村造准教授が、「優秀指導者賞」を受賞しています。

【指導教員】大学病院 感染制御部 中村造 准教授のコメント

 昨年度より学生から希望があり臨床感染症の学生ゼミを開始しました。当初は臨床症例を通じて重要な微生物や抗菌薬について自己学習とディスカッションを繰り返し、理解を深める方法でゼミを行いました。学生自身から学会発表をしてみたいとの希望があり、後半は①データを収集し?分析する、②医学データを抄録の字数制限内に的確にまとめる、③スライドに学会発表データを作成する、④緊張した中で明確なプレゼンテーションを行う、ことを目標に準備しました。小野璃紗さんが「中国体彩网病院手術室での目の感染防護の現状と対策」、甲斐瑠聖さんが「当院におけるCOVID-19オミクロン株と動脈硬化危険因子の関連についての検討」、木村百合香さんが「新型コロナウイルスCOVID-19オミクロン株において糖尿病はリスク因子となるか」を発表しました。臨床感染症の学生ゼミを通じて、臨床感染症を理解する学修を行い、また医学データを分析?発信していく醍醐味を経験できたと思います。

医学科第6学年 小野璃紗さんの受賞コメント

 この度は日本内科学会ことはじめにて優秀演題賞を頂戴し、誠に光栄に思います。
 まずはじめに、ご指導を賜りました中村先生に感謝申し上げます。
 私は将来どの診療科に進んでも関わることとなる感染症については学生のうちからしっかりと学んでおきたいという思いがありました。その思いを友人の甲斐君に話したところ、感染症のゼミに誘ってもらい、そこから日本内科学会ことはじめに挑戦することとなりました。中村先生と相談し、外科系志望ということと、2年前に同じ内容の調査をしていた先輩のデータと比較できるということで、手術室での目の感染防護について発表することとなりました。
 とても貴重で素敵な経験をさせてくださった感染制御部の皆様と、共に切磋琢磨し発表に臨んだ友人に感謝いたします。今回の受賞を機に、より一層精進して参ります。

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学長賞を授与された小野さん


小野璃紗さんに「学長賞」
を授与


 今回、小野璃紗さんの学会での「優秀演題賞」受賞を受け、2023年7月19日に開催された医学科教授会にて、林由起子学長より「学長賞」が授与されました。

 本学では、医学部学生が在学中に筆頭著者として英文原著論文を発表?アクセプトされた場合、または優秀な業績?研究成果を発表した場合に、学長賞として表彰され、賞状および副賞が授与されます。

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