2023年1月から開始されるClinical Clerkship（診療参加型臨床実習）を前に、医学科第4学年を対象にした白衣授与式が1月6日（金）大学病院本館9階臨床講堂で行われました。Student Doctorに認定された116名の医学生が父母会より新しい白衣を授与され「優れた医療人になる」決意を新たにしました。

　始めに三苫医学科長より、「皆さんは医学部に入学以来、一般教育課程、臨床医学課程、更に臨床実習前OSCEやCBTなど、とてもハードな勉強をして知識を得ました。今後は今まで座学で学んだ知識を基に、診療参加型臨床実習を通じて実践的な能力を習得していくことになります。これから１年間のClinical ClerkshipⅠ、その後7か月間のClinical ClerkshipⅡ、では積極的に患者さんに接して頂きたいと思います。そして患者さんは先生である。ということを忘れずに常に謙虚な姿勢で臨んでほしい。実り多い学習成果を身につけられるよう祈っています。」とのメッセージが、続いて、山本病院長から「今までの４年間は沢山の知識を詰め込んできました。それを皆さんの血や肉にするにはそれをどんどん使っていく。患者さんに向けてアウトプットしていくことが大事です。そうすることによって皆さんの得た知識は完全に身につき、血となり肉となります。それを認識したうえで実習頑張って下さい。」とのメッセージが贈られました。

　引き続き、学生一人ひとりに臨床実習資格認定証および白衣が授与されました。

　最後に学生代表より「本学の建学の精神である『自主自学』の理念に則り、校是である『正義?友愛?奉仕』を実践し、信頼される医師を目指して臨床実習にのぞみます。また、患者さんやそのご家族を第一に考える思いやりのあるStudent Doctorとなれるよう日々努力し、将来、患者さんから信頼の得られるような医師として活躍できるよう常に向上心をもって、諸先生方のご指導のもと、医学生としての本分を尽くすことをここに誓います。」との宣誓があり、閉式となりました。