(2021年5月1日現在 *感染状況により変わる可能性があります)
主な感染対策(医学部共通)
- 基本となる手洗いの徹底、密を避ける、感染が起こりやすい食事時は個別の黙食の徹底、日常生活では会食の注意点をマニュアルで明示し、加えて行動履歴、毎日の体温の記録、病棟実習前の指導医の確認を実施しています。
- 対面授業は半数の学生が参加し、半数はzoomで同時参加しています。
- 病棟以外の実習も半数ずつ交代で、対面で実施しています。
医学科
■主体的な行動をとるよう意識づけ
実習における感染対策の実効性をあげるためには、学生自身が新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」のリスクを十分に自覚し、主体的に行動することが必要です。そこで学生自身に、医療者としての意識を十分に自覚させるため、本学では以下の点を重視しています。
- 病棟実習では、感染症実践コース実習を導入し、防護服の着用、コロナ感染疑いの患者さんの診察等の、実践的なシミュレーション実習を導入しました。これは、従来は研修医で行っていた内容で、診療に直結する実習です。これを学生に行うことによって、医療者の一員であることを自覚させることも目標としています。学生からも「社会から期待されていることが分かりました」との意見があがっています。
<参考ページ>医学科臨床実習に「感染症実践コース」を必須科目として導入 (2021年8月3日掲載)
- COVID-19に関するオンライン教材の視聴を義務付け、正しくそのリスクを理解させるようにしています。
<参考ページ>本学の新型コロナウイルスに関する医学教育の取り組み - 学生は様々な不安を抱いています。これに対して、本学では複数のチャネルを通して意見を汲み上げています。学年担任、相談教員、学生?職員健康サポートセンター、カリキュラム委員会学生部会等、常に複数のルートから、学生の意見?不安を把握し、それに回答しています。
<参考ページ>医学科 各種支援制度
■病棟実習内容の見直し
同時に、病棟実習内容の見直しを行っています。感染予防から制限される実習(コロナ患者さんに対応する可能性の強い救急実習)に関しては、VR/AR技術を用いた実習教材を学生も参加して急遽作成しました。
<参考ページ>救命救急VR教材を開発、本年1月から臨床実習の補助教材として導入 ~教員と学生が一体となって開発を推進
臨場感が得られるだけではなく、学生の視点をモニターすることで、その理解度を把握し、適切なフィードバックを与えられることも分かりました。単なる代替ではなく、新しい教育方法の可能性を開く手法として活用できることが明らかになりました。
ポストコロナの時期には本学の教育手法は大きく変わると思いますし、また、変えなくてはならないと思います。このための検証も同時に開始しています。