2019年7月31日(水)午後5時より大学病院臨床講堂にて「医師を目指す中高生と保護者のための講演会」を開催しました。この講演会は、ダイバーシティ推進センターが主催するもので、職業としての医師の紹介や医学部の模擬授業をプログラムとした内容で、約180名の参加がありました。今年度は国立病院機構相模原病院 臨床研究センター 病因?病態研究室室長の佐藤さくら先生と本学組織?神経解剖学 主任教授でダイバーシティ推進センター長の石龍徳先生より講演を頂きました。講演会は公衆衛生学講師小田切優子先生が司会となり、はじめに林由起子学長より開会のご挨拶がありました。
特別講演①として佐藤さくら先生より「女性医師の七変化!?~多様化する医師のキャリア形成」と題して、医師の仕事とキャリア形成について詳細な説明があり、ご自身のライフイベントを交えた臨床医としての活動とご専門の食物アレルギーに関する研究についてご紹介がありました。医学部生の生活から卒業後の進路まで具体的な内容で、医学部を目指される参加者には大変参考となる講演でした。
続いて特別講演②として石龍徳先生より「医学研究の世界へようこそ」と題して本学医学科の実際の講義スライドを使用して、基礎医学から臨床医学への橋渡しという視点で、1年生の症候学入門を中心に1?2年生の基礎医学科目とその実習について紹介がありました。2年生の早期臨床体験実習や4年生の自主研究の実際の様子の紹介もあり、参加者からは「医学部の授業を具体的にイメージできた」との感想をたくさん頂きました。
最後に、ダイバーシティ推進センター教授、大久保ゆかり副センター長より閉会のご挨拶があり、予定時間を超える講演会となりましたが盛況のうちに終了致しました。