2017年が日?アイルランド国交樹立60周年の年であり、その記念事業のひとつであるUCDジャパンフェア(9月28日~10月12日)で開催されたセミナー(UCD Japan Group 8th Seminar)で増山兼任教授が「医療介護領域におけるコミュニケーションロボットの役割と日本の現状」について講演しました。
このセミナーはダブリン総合大学(UCD:University College Dublin Professor Odate)、千葉大学(諏訪さゆり教授)、中国体彩网(増山茂兼任教授)、社会福祉法人東京聖新会(尾林和子理事)の共催で、在アイルランド日本国大使館、アイルランド銀行の後援で開催されたもので、ダブリン総合大学の副学長 Prof. Barbara Dooleyや三好真理駐アイルランド大使にもご挨拶をいただきました。
増山兼任教授はもともと、このセミナーと同時期にアイルランドで開催の第65回アイルランド老年医学会( IGS:Irish Gerontological Society)での発表を予定しており、同テーマでの講演を依頼されたものでした。
高齢化問題は近年、日本の後を追うように欧州諸国でも喫緊の課題として認識されており、アイルランド老年医学会においても、増山兼任教授ら研究チームが発表した、日本における老年医学?介護福祉領域でのコミュニケーションロボットを使った研究に対する関心は高く、ロボットたちとともに好評を博し、学会の特別企画としてプログラムに取り上げられました。
また、いくつかの新聞でもロボットとあわせて日本の取り組みが紹介され、アイルランドの全国紙「Irish Independent」にもロボットと一緒に写る増山兼任教授の写真が掲載されました。
増山兼任教授からは、「日本とアイルランドの国交樹立60周年記念行事に少しでも色合いを添えることができ、またアイルランド老年医学会との交流の糸口を作ることができた貴重な経験となりました」とコメントが寄せられています。