Discovering Diversity in Health Care
アメリカの医療現場を多角的に見て、感じて、考える―日本では得難い体験を提供する中国体彩网独自の体験型短期留学プログラム「Discovering Diversity in Health Care(DDH)」が、今年で2回目を迎えました。
本プログラムは、中国体彩网が米国の非営利団体Volunteers in Asia(VIA)と連携し、医学科1?2年生を対象に実施しているもので、医療の専門知識や高度な語学力を問わず参加できることが特徴です。
今回は学生7名が参加し、2026年3月15日から22日までアメリカ?サンフランシスコに滞在しました。異なる文化や価値観に触れながら、医療、多様性、社会課題への理解を深め、自らの視野を広げる貴重な7日間となりました。
参加した学生たちの声をご紹介します。
(前回の様子はこちら)
スタンフォード大学の解剖室などアメリカの医学教育?医療機関に触れたことが大きな刺激に
(医学科第2学年)
アメリカのサンフランシスコ?シリコンバレーエリアで行われた1週間のDDHプログラムに参加しました。参加のきっかけは、以前から留学に興味があったことと、プログラム内容に魅力を感じたことです。
今回の経験を通して、LGBTQ+の方々との交流や、アメリカにおける医療格差の現状など、現地の人々が直面する課題を自分の目で見て、肌で感じることができたことが最も大きな学びでした。特に、LGBTQ+の方々と直接お会いし、話を伺ったり質問をしたりした経験は印象深く、人権や尊厳について深く考えるきっかけとなりました。
さらに、スタンフォード大学やカリフォルニア大学、バークレー校を訪問し、先生方から直接お話を伺えたことや、アメリカの医学教育?医療機関に触れたことも大きな刺激となりました。中でも、スタンフォード大学の解剖室で英語を用いて学ぶ機会は、個人留学では得難い非常に貴重な経験でした。
また、ビジュアルシンキングやプレゼンテーションを通して、自分の考えを英語で伝える力の重要性や、多角的な視点で物事を考える姿勢を学びました。
このプログラムを通して得た友人との絆や様々な分野の方々とのつながり、そして多様性に富んだ環境で得たこの経験は、今後の学びや将来の医療者としての成長につながる大きな財産になったと感じています。
医療とは病気の治療だけでなく、その人の生活や価値観、社会的背景を含めて支えていくものだと体感
(医学科第3学年)
私は2026年3月に実施された DDH プログラムに参加しました。以前から海外の医療や文化に興味があり、日本とは異なる医療制度や多様性について実際に学びたいと考えたことが参加のきっかけです。
プログラムでは、スタンフォード大学や医療施設の見学、現地の学生や医療従事者との交流、LGBTQ+に関するセッションなどを通して、アメリカの医療や社会について学びました。特に印象に残ったのは、医療が人々の生活や社会的背景と密接に関わっていることを実感したことです。アメリカでは医療費が高額であり、保険の有無によって受けられる医療に差が生じています。実際に、サンフランシスコの街で多くのホームレスの方々を目にしたことで、医療格差が身近な問題として存在していることを強く感じました。
さらに、LGBTQ+の方々のお話を伺ったり、多様な文化的背景を持つ方々と交流したりする中で、自分が当たり前だと思っていた価値観が必ずしも他者にも当てはまるわけではないことに気づきました。患者さん一人ひとりが異なる背景や価値観を持っていることを理解し、それを尊重する姿勢が医療者には求められるのだと感じました。
今回の経験を通して、医療とは単に病気を診断し治療するだけではなく、その人の生活や価値観、社会的背景を含めて支えていくものであると考えるようになりました。DDH プログラムで得た学びを今後の医学の学習や臨床実習に生かし、多様な背景を持つ患者さん一人ひとりに寄り添える医療者を目指していきたいと思います。
