2025/11/29
大学院医学研究科 研究活動

大学院医学研究科博士課程4年の岡沙由稀さんが、第33回日本血管生物医学会学術集会で「Young Investigator Award(YIA)」を受賞

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Young Investigator Award(YIA)を受賞した岡沙由稀さん

 2025年11月2日、第33回日本血管生物医学会学術集会にて、大学院医学研究科博士課程4年の岡沙由稀さんが「Young Investigator Award(YIA)」を受賞されました。

 この賞は、独創的な臨床研究や若手研究者の育成を目的とした奨励賞です。

【受賞演題】

Identification of a distal enhancer of prostaglandin E2 receptor EP4 essential for closure of the ductus arteriosus

【受賞理由】

 胎児循環の特徴の一つである動脈管が成熟し、出生後正常に閉鎖するためには、プロスタグランジンE2とEP4受容体の働きが必要です。しかしながら、EP4の発現分布や発現制御はこれまで未解明でした。我々は、EP4レポーターマウスを独自に作製し、発達段階では動脈管特異的にEP4が発現していることを明らかにしました。また、EP4遺伝子の上流に転写制御領域が存在すること、そしてEP4発現を制御する転写因子の1つを同定しました。この研究により、動脈管におけるEP4の発現分布および発現制御の一端を解明することができました。

指導教員コメント(細胞生理学分野 横山詩子 主任教授


 岡沙由稀さん、受賞おめでとうございます。岡さんの研究は、胎児特有の循環システムから新生児循環への移行に必須である動脈管の閉鎖を司るEP4受容体の発現メカニズムを明らかにした内容で、生物学的にも遺伝子発現調節の研究領域でも高い学術的価値が認められて受賞に繋がりました。日本血管生物医学会でのYIAセッションは鋭い質問が多く寄せられる中、主体的に研究を推進したことが評価者によく理解されたことも受賞理由だと考えています。これまでたゆまず努力を続けられてきた成果だと思います。研究を支えてくださった学内、学外の先生方にも感謝申し上げます。成果のまとめに向けてさらなる活躍を期待しています。

受賞者コメント(大学院医学研究科 博士課程4年 岡沙由稀さん)


 今回、日本血管生物医学会学術集会においてYoung Investigator Awardを受賞できましたことを、大変光栄に思います。分野の異なる先生方にも関心を寄せていただき、評価していただけたことを大変嬉しく思っております。この度の受賞は、横山詩子主任教授をはじめ、これまでご指導?ご協力いただいたすべての先生方のお力添えによるものであり、心より感謝申し上げます。

この受賞を励みに、さらに研究を発展させるため、精進してまいります。


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